|
■墓は本当に必要か
■墓の常識
日本では「人は死んだら墓に入る」というのが当たり前であり常識のように思われていますが、墓を造るという事の歴史は決して古来のものではありません。
庶民は山や海に捨てるのが当たり前でしたし特別な存在を除き、お墓を重要視しない傾向がありました。
江戸時代になり檀家制度によって庶民も墓を造る習慣が出来ましたが、それも大きな石を一つ置いただけのものや木に名前を書いただけのものが主流でした。
明治時代後期になり 一つの墓に何人も入る習慣が広まりました。今の墓石のスタイルもその頃からです
■墓地以外に墓を造る
墓を自宅の庭に造りたいと思った方も多いでしょう。これは「墓地、埋葬等に関する法律」の4条に「埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行つてはならない。」という項目があり違法だとされてきました。
ですが近年「散骨」など墓以外の選択肢が増えてきたことにより「焼骨」の定義が変わり、小さな粒状・粉末状態ならば「焼骨」ではないという解釈がなされるようになりました。
つまり粉末状態の骨を使えば墓地以外に墓を造って納骨しても良いということになります。
ずっと住んでいた自宅や思い出の海が見える丘などにお墓を建てるなんて素敵ではありませんか?
■宗教観
日本では宗教離れが進んでいます。自分の葬式を自由な形式の無宗教葬にしたいと望む人は40%にも上ります(2005年読売新聞全国世論調査より)
日本人の7割は自ら無宗教だと言うそうです。しかし、無宗教なのに葬式仏教は一般的で、大晦日に除夜の鐘を聴き、正月には神社を初詣で参詣する。 これらはれっきとした宗教行為であり、無宗教なのではなく自然宗教の信者だとの見方があります。
■仏教とお墓
お墓だけでなく葬式もですが、もともと仏教とはあまり縁のないものでした。
江戸時代のキリスト教禁制にするために寺檀精度を設けたことに始まります。
■お墓の問題
人の死ぬ数は減る事はあり得ません。今の習慣のままでは当然墓も増え、狭い国土の森林を切り開いて墓地にするという悪循環です。 実際に立派な環境問題になっています。
墓を継ぐというイメージが崩れてきています。そもそも長男が墓を継ぐというのは明治民法によるものであり、現在も残っている事が不思議なのです。
しかし現在は先祖の墓を残して田舎から都会に移住する人が増え、供養もままならない状態が多く無縁墓になる可能性があります。 住んでいる近くに墓を移す「改葬」もかなりの費用と手間がかかります。継承者の有無に関わらず供養を引き受けてくれる「永大供養墓」なども1980年頃から登場しましたが
今のスタイルで墓の習慣を維持することは限界にきているのです。
■お墓の費用
2003年調査によると、墓石代170万円程度、墓地代80万円程度だそうです。
■お墓を造る場合
そんなのは関係なくお墓は建てたいという場合、お墓の形や材質は形も材質も自由です。
代表的な石を積んだスタイルにこだわる必要はまったくありません。
材料も限定する必要はありません。そもそも「石」である必要もないのです。
ただ、どうせ造るなら半永久的に残したいものですから何でも良いというわけではありませんが、使える材料は沢山あります。
コンクリートや銅など様々で出来ます
一級建築士やデザイナーがあなたのためにお墓をデザインしる方法もあります。
建物では耐震が騒がれています。地震でお墓が壊れてはたまりません。お墓にも耐震性は必要ではないでしょうか。オリジナルのデザインであなたらしさを永遠に残しましょう
先祖を大切に思う気持ちは必要だと思いますが、どこかの有名な先生が言うように墓石の値段が高ければ良いというのは反対です。。
■当サイトは決して墓を造る事を否定するものではありませんが、自由な選択の参考になるよう記載させて頂いております
参考文献:徳留佳之氏著 お墓に入りたくない人入れないない人のために はまの出版 |